約30年前、夫婦で北海道を旅行したときに購入した1株の芝桜を妻きかさん(故人)が育て、知人と交換するうちに少しずつ色や種類が増えて1株も買い足すことなくここまで広がった、夫婦の歴史と思い出のある大切な花畑です。 今は豊一さんが奥様の遺志を継いで1人で肥料やりや草取りなどの手入れをし「たくさんの人に楽しんでもらいたい」と毎年この時期に無料で開放しています。「みんなに『きれいだ』と喜んでもらえるで、元気なうちは手入れして花を咲かせるよ」と笑顔で見学者を迎えてくれます。 平日でも200人は訪れ、花が見ごろの日曜日には800人もの見学者でにぎわうこともあり、いまや観光スポットの一つとなっています。